
境界性人格障害(Borderline Personality Disorder)は境界例や、もしくはボーダーライン人格障害、境界型人格障害などと呼ばれることもあり、思春期から成人期早期の間にかけて生じることがある人格障害のひとつです。
この境界性人格障害という病気の名前は、もともとは精神分析治療という見地から発生した概念であって、神経症と精神病(統合失調症)の境界にあたる症例を境界例と呼んでいたことに由来しますが、現在では境界性人格障害は独立した人格障害の一つとされています。
境界性人格障害の数は、人口の1から2%程度であると考えられています。さらに増加の傾向にありますが、境界性人格障害については一般的に充分に認知されているとは言えず、この名称のせいもあると思われますが、ほとんど理解をされていないのが現状です。根本的な要因は未だはっきりとされていないものの、先天的異常であったり、ほかには幼少期の虐待体験などが原因と考えられています。
境界性人格障害の治療は、社会に適応可能な考え方や行動に導く精神療法や心理療法、薬物療法などが実施されていますが、はっきりとした治療法は確率されていません。また、日本の医療の現場としては受け入れをしてくれる病院や相談室は少ないといわれています。
境界性人格障害の治療は長期間に及び、特徴にある対人操作などから周囲の援助する側にも影響を及ぼすことが少なくないことを含め治療自体が困難ともいわれています。境界性人格障害の主な症状としては、感状が不安定で衝動的感情が不安定です。
起伏は激しく自己概念を見ても不安定ですから、通常の社会生活が困難です。また慢性的な空虚感を抱き、過度の飲酒であったり、ギャンブル、または衝動買い、そして過食をしてしまうような自傷的な行動をおこしてしまいます。
また、見捨てられ不安が強烈にあって、他人から見捨てられないためにはさまざまな行為に走ります。また、リストカットなどの自傷行為につながるケースが少なくありません。自殺に至ることもあり、患者の多くは人格障害ですことを自覚していないことが多いようです。