
境界性人格障害になってしまった場合に起こりうる症状としては、自分の存在が消えてしまうのではないかという恐怖感、または慢性的な孤立感、そして悲しみであったり惨めさ、見捨てられることへの絶望感、または侮辱さを受けたことに対しての憤りであったり、自分の不安を煽るような親に対しての憎しみ、これらのような感情が全て心の中で渦巻いているのです。
どういうことかというと、たとえば親によって自分が見捨てられてしまうのではないかという分離不安を、弄ぶような種類の脅しに出会ったときに多くの子どもに見られるような心理状態などが非常に近い状態です。
こういった感情というのは当然ですが、親子間だけということはなく、友人関係であったり、職場などのような社会に出てからの人間関係、またはクリニックなどの治療者関係であってもターゲットとなります。
想像の中で、自分自身が見捨てられてしまうのではないかという恐怖から逃れるための行動であったり、または理想の中であったりこきおろしといった両極端の間を常に揺れ動いているような、非常に不安定でいて、そして激しい人間関係を持ちます。
また自己の存在自体が元々未熟ですから、この境界性人格障害であるときには、こういった心理状態から開放されようとして、さまざまなパターンの行動に走ります。
たとえば、自暴自棄型の行動、もしくは依存強化型、そのほかには自己愛型などがそれにあたります。しかし、こういったパターンについてはまだ研究中です。