
境界性人格障害が引き起こすような合併症としては、気分障害、もしくは薬物障害であったり、または摂食障害などのようなものが存在していて、時には不安障害であったり、解離性障害までを引き起こしてしまいます。
境界性人格障害と気分障害が併発してしまうことはかなり多いようで、100パーセントに近い確率であるとまで言われています。
その中でも、一番多い気分障害の症状としては、単極性の気分障害ということですが、これは境界性人格障害になてっている方の約八十パーセントが、状態としてはうつ状態になっていますから、そこから派生して敵意を内包しているタイプである大うつ病になることも、高確率になっています。
こういった場合であれば、境界性人格障害が引き起こしてしまう感情の不安定さ、もしくは親が自分を見捨ててしまうのではないかという恐怖感なといったようなうつ病の症状が併発しているわけではありませんので、医学的には合併症とは呼びません。
ですので併存、もしくは併病などと呼称されます。そして境界性人格障害とうつ病が持っている共通したポイントとしては、自殺企図、もしくは無力感といったものがあって、これらの二つは非常に近い関係性であると考えられています。
そして、境界性人格障害が併存するパターンである気分障害は、境界性人格障害単体に比べて、治療反応性は低い傾向にあるのも特徴です。そして不安障害は、境界性人格障害を発症している患者の中の、約二十五パーセント程度が存在していると言われています。