
人格障害というものは、所属文化において大変偏ってしまうような内的体験であったり、行動を多く露呈することによって把握されることが非常に多いようです。
しかし、その内的体験であったり、行動にはほとんどの場合において、柔軟性を持っていなくて、そしてとても個人的な内容、そして社会的状況であることから、本人だけではなく、周囲の人間に対しても非常に大きな苦痛、そして重大な社会的障害までも引き起こしてしまいます。
そして、その後にリストカットなどの手段によって自殺企図をしたあとに、やっと人格障害であるということが発覚するのです。
境界性人格障害をしっかりと判断していくためには、文化的、もしくは社会環境的な判断基準に基づいてされるものであって、同じような環境や状態の場合でも、そのときの置かれている環境や周囲の人間によっては、医師の診察でも人格障害とみなされないような場合もあるのです。
また、個人判断によっての見解の相違というものがありますから、重大な障害なのかどうかを見極めるための判断としては、医学的な基準が存在していない現状があります。そして、そういったことからも人格障害は性格の一部であって精神病などのような病気とはみなさないのではないかと思われているパターンも多いようです。
こういったことから、境界性人格障害の診断は分類や診断自体がとても難解になっています。中には、DSMの診断基準だけを満たしているのではなく、全般的診断基準までも満たす場合にのみ診断されることもあるのです。