境界性人格障害を理解する

統合性人格障害の治療

治療目標

精神療法においての目標としては、多くの場合は幼児期の欠損にまで患者の精神を退行させて、現実的に再現することで、治療関係によっての病状の修復といったものではなく、患者自身が、元から持っている機能である、自我を本来あるべき形に戻すということだといわれています。

ですので、境界性人格障害といっても、元からある自我機能をなくしてしまい、病理的になったと言うことでもないのです。ですから、精神の中に存在している健康な自我を呼び覚ますようなアプローチをしていくことが理想的です。

そして、境界性人格障害を改善するための精神療法としては、多くの場合において幼児期に受けているような外傷体験から呼び覚ましたり、もしくは意識化することによって、自分自身を洞察に向けるようなこともありません。

境界性人格障害の患者というのは、多くの場合では治療の結果として、破壊的衝動を抑えたり、もしくは感情表出が無くなるような事は望んでいないのです。

彼らが抱えているような苦しみというのは、自分自身でも理由もわからずに行動を起こすような、感情衝動から引き起こされる行動など、こういった衝動的な抑うつ感情をわかってくれる人がいないのではないかと感じるところにあります。

ですので、患者の気持ちをしっかりと理解していくと言うことの重要性は、精神療法の中では基本となる考えではありますが、その中でも境界性人格障害においては、特徴として見捨てられ感がありますから、これを理解することが特に大事になります。

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